バナナは「バネアナ」、アップルは「ェアプゥ」…。本書で提唱されているこの発音表記「魔法の仮名」は、英語の発音を矯正したい大人にも大きな武器になるかもしれない。
「小学生くらいになると、たとえ正しい英語の音をきいても、慣れ親しんだ日本式の発音やアクセントに置き換えてしまいがち」と著者は言う。そこで生まれたのが「魔法の仮名」だ。CDで音を聞きながら、母国語の発音表記を目でとらえることで、より易しく速く英語の発音が身につくという。
本書のもう1つの目的は、「発信型の英語」の習得である。本書は、アラレちゃんが世界子供会議でスピーチをするため、紅玉先生の英語道場に入門するところから始まる。そして、自分のこと、日本のことを異文化の友だちに伝えるためのセンテンスとそれに関する単語を学んでいくのだ。
イラストが豊富で物語性のある構成なので、小学校高学年ならば1人で十分学習できる内容だ。また、お母さんが紅玉先生役となり一緒に勉強することで、英語でコミュニケーションをとる楽しさを学ぶことができるだろう。(小山由子)
出版社/著者からの内容紹介
初歩のABCから英語スピーチができるまでを、物語仕立てで構成。日本と自分について語ることができる、発信型の英語勉強本です。
内容(「BOOK」データベースより)
小学校英語の決定版!『魔法の仮名』と「英語発音CD」があるから、正しい発音の習得が、簡単です。発信型の英語だから、勉強したら、しゃべれる、しゃべりたくなる。物語仕立てになっているから、誰でも、最後まで、勉強できる。
内容(「MARC」データベースより)
正しい発音の習得が簡単にできる「魔法の仮名」と「英語発音CD」付きの小学校英語教科書。ストーリー仕立てで最後まで勉強でき、しゃべれる・しゃべりたくなる発信型の英語習得を目指す。